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令和4年秋の応用情報技術者試験に合格しました。せっかくなのでこれから応用情報を受験しようと思っている方の手助けとなるよう、合格に向けて何をやったかをここに記したいと思います。

筆者について

オンラインゲーム開発、広告関連Webアプリケーション開発を経て今は東京都内のとある企業でSaaS製品を運用・開発するITエンジニアとして働いています。後述しますが、IPAは基本情報のみ持っています。AWSはソリューションアーキテクトプロフェッショナルを今年取得しました。

応用情報技術者試験とは

応用情報技術者試験とはIPA 情報処理推進機構が主宰する国家資格試験です。IPAによる説明では

高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html

と認められる試験となっています。国家試験です。

また、試験レベルとしては3となっており、基本情報(レベル2)の上位試験となっています。

受験者数と合格率

令和4年秋季では

  • 受験応募者数:54,673人
  • 受験者数:36,329人
  • 合格者数:9,515人
  • 合格率:26.2%

という統計結果が発表されています。

IPA受験

基本情報は持っているの?

基本情報は持っています。9年前に取得しました。

応用情報は何回受験したの?

今回2回目の受験での合格でした。

実は基本情報を取得した直後に応用情報を受験し不合格でした。実に今回は9年ぶりのチャレンジでした。

学習

いつから学習開始したの?

応用情報に向けての学習は2022年8月中旬から開始しました。同月上旬に中小企業診断士試験の受験があり、それが終わってからの学習開始でした。試験は10月9日だったので学習期間は約2ヶ月でした。

参考書は何を使ったの?

今回は参考書は2冊購入しました。

キタミ式 は今回初めて買ってみたのですが、イラストをコミカルにふんだんに使って説明が書かれているのでわかりやすかったです。このキタミ式の内容を自分なりにまとめてそれを何回も見直して学習しました。

午後対策には 令和04-05年 応用情報技術者 試験によくでる問題集【午後】  を使いました。午後のテーマ別にまとめられており、また解説もしっかりしているのがよかったです。

試験当日が近づくにつれて新しい参考書や問題集を買いたくなるのですが、今回はこの2冊を重点的に学習し、合格することができました。

オンライン学習

午前問題は過去問から出るのが多いので、過去問道場で繰り返し問題を解き、5年分を全問正解するくらいにはなっていました。その際注意したのは、問題文だけ、もしくは選択肢だけで答えないようにすることでした。問題文や選択肢を覚えてしまい、実質的には何も学んでいないという状態になることを避けるためです。せっかく学習するのであれば、しっかり自分の身になるようにしたかったからです。

なので、午前問題も解説をしっかり読み、自分なりにまとめ、見直せるようにして理解を深めていきました。

試験前日

試験前日は土曜日。前日は午後試験の問題集をさらっと見直し、自分でまとめたメモもさらっと見直し、さらっと過ごしました。

受験の案内を再度確認し、筆記用具が揃っているかを確認し、消しゴムがないことに気づき、100円ショップに消しゴムとついでにシャープペンシルの芯も念のために追加で購入しました。

試験会場は徒歩圏内で、しかも別の資格試験で行ったことがある場所だったので交通経路の確認や会場下見には行きませんでした。

特別なことはせず、いつもと同じように過ごし、とにかく健康でいることに努めました。

試験当日

試験当日は7時くらいに起床。シャワーを浴びて、気分を上げるためにバラエティ番組の録画を観てひと笑いし、持ち物に不備はないかの確認を進めました。

徒歩で会場に向かいました。途中のコンビニでおにぎりと受験当日には必ず食べるチョコレートを購入し、会場に到着。

午前受験後

午前試験が終わった直後は「難しかった・・・」というのが率直な感想でした。

1周目でわからない問題が多く、2周目・3周目でようやく全てのマークシートを埋めました。手応え的には午前でもう足切りにあったんじゃないか、、という感じでした。

会場建物の外で、10月のちょっと冷たい風に吹かれておにぎりとチョコレートを食べ、お茶を飲み、ちょっと早めに受験会場の教室へ戻りました。

午後受験後

解いたのは 情報セキュリティ・経営戦略・プログラミング・データベース・組込システム開発 でした。

解いた順番は

  1. 情報セキュリティ
  2. 経営戦略
  3. データベース
  4. 組込システム開発
  5. プログラミング

でした。

データベースは10分で解き終わり、かなり手応えがありました。組込システム開発は本文に答えがそのまま書かれており、これでいいのか??と本気で心配になりましたが他に書くことがなかったので本文にある文言をそのまま回答用紙に記入しました。プログラミングは・・・あまり自信がありませんでした。以前受験したときにプログラミング問題に時間を取られてしまった記憶があるので、とにかくプログラミング問題に時間をいっぱい使えるように他の4問をできるだけ早く解こうと思って挑んだのに。。

合格発表

受験日から約2ヶ月半後の12月22日、合格発表の日がやってまいりました。

仕事から帰ってきて、見たくないなぁと思い、それでもPCを開き、受験票に記載してある受験番号とパスワードを合格発表開示のサイトに打ち込みました。

すると・・・

合格の文字がありました!

とても嬉しかったです。今年は他にも試験を受けたのですがあまり結果が良くなく、今回もダメだろうな、という思いがあったので、合格してたのはすごく嬉しかったです。

受けてみて思ったこと

応用情報は難しい試験です。範囲も広く、問題のテーマによっては勉強しないとちゃんと答えることができない問題も少なくありません。特に午後問題はスピード勝負となるので、読解力や自分の言葉で簡潔に答えを伝える文章力も必要です。単に技術的なことではなく、システム開発手法、テスト手法、また財務会計に関する知識を問う問題などもあるので、本当に幅広い知識が必要となります。

しかしその分、いろんなことを知ることができる、理解することができるので、学習していて楽しかったです。今まで漠然と知ってた気になってたことが体系的にわかり「なるほど〜」と感じることが多かったです。

本番では、時間配分がとても大事です。とにかく解ける問題から解いていくのをお勧めします。

皆さんの合格を祈っています。

僕も次の試験に向けてまた頑張りたいと思います。