chkconfigコマンドとは？
サービスのシステム起動時の挙動設定を行うコマンドです。例えば、サーバ起動時にnginxも同時に起動させたい場合にchkconfigで設定を行うことでそれが実現できます。
chkconfig設定の一覧表示
1:サービスの設定リストを閲覧する
chkconfig --listonとoffの前についている数字（０〜６）はランレベル(Run Level)と呼ばれるものです。 –list オプションではサービス名指定もできるので、特定のサービスの状態を見ることもできます。
サービス名指定の例：
chkconfig --list redisランレベル（Run Level）
| Run Level | 状態 |
|---|---|
| 0 | システムの停止 |
| 1 | シングルユーザモード |
| 2 | マルチユーザモード |
| 3 | マルチユーザモード(コンソールログイン) |
| 4 | 未使用 |
| 5 | マルチユーザモード(ディスプレイマネージャ使用) |
| 6 | システム再起動 |
chkconfig設定の追加： add
/sbin/chkconfig --add サービス名chkconfig設定の削除： del
/sbin/chkconfig --del サービス名ランレベル指定での設定
/sbin/chkconfig --level 2 サービス名 on上記は[サービス名]のサービスのランレベル2の自動起動設定を有効にする、という意味になります。また、これは複数レベルを指定しての設定も可能です。
便利な使い方
1: 特定のサービスの起動設定を全て有効にする
/sbin/chkconfig サービス名 on2: 特定のサービスの起動設定を全て無効にする
chkconfig サービス名 off3: 複数レベルの設定を行う
chkconfig --level 34 サービス名 on*上記は[サービス名]のサービスのレベル３と４の起動設定を有効にするという意味になります。
注意
変更されたサービスの設定はすぐに反映されるわけではありません。次回システムを起動した際には自動起動されますが、即時に起動させたい場合はサービスの起動を行う必要があります。
サービスの開始
service サービス名 start サービスの停止
service サービス名 stopサービスの再起動
service サービス名 restart
