はじめに

• ローカル環境で開発をするときって素早く開発を進めたいですよね
• でも、仕組みによっては修正した内容が反映されずに、ローカルサーバを再起動する必要があります
• 本記事では、Spring Frameworkのコンテナで、修正内容がすぐに反映されるLive Reloadの方法をまとめていきます

前提

• 前回の記事で構築した環境を使います
• 詳しくは下記の記事を参照ください

DockerでSpring Frameworkのローカル環境を構築する方法

• STSを使います

やること

• DevToolsを導入
• secretの設定
• Run設定

DevToolsを導入

• STSで Add Startersをクリック

• Developer Tools 配下の Spring Boot DevTools を選択する

• Nextをクリックして先に進む
• これでOK

secretの設定

• src > main > resourcesディレクトリ配下の application.propertiesファイルを編集していきます

spring.devtools.remote.secret=xxxxxxxx

• 値（ここではxxxxxxxxとしている箇所）はなんでも良いです

Run設定

• STSで Run Configurationsを開く

• Java Applicationをダブルクリックする
• Projectに適切な名前を入力する
• Main Classに `org.springframework.boot.devtools.RemoteSpringApplication`を入力する

• Arguments タブを開く
• Program argumentsのテキストエリアにSpringコンテナのURLを貼る
  • 例: http://localhost:8080

• Runをクリックして以下の画像のようになればOK
  • ここで注意なのは、すでにSpringのコンテナが起動していること
  • コンテナが起動していなくてもエラーになることはありません
  • ただ、このRun単体ではコンテナは起動しません
  • あくまでも、Live Reloadするだけの仕組みになります
  • なので、こことは別でSpringコンテナを起動する必要があります

• これで準備完了です

修正が反映されるか試してみる

• APIの戻り値を管理している IndexController.javaを修正してみます
• 元の状態はこんな感じです

package com.nothingbehind.spring.sample.controllers;

import org.springframework.web.bind.annotation.GetMapping;
import org.springframework.web.bind.annotation.RestController;

@RestController
public class IndexController {
    @GetMapping("/")
    public String index() {
        return "hello!!!!!";
    }
}

• この状態でCURLするとこうなります

% curl http://localhost:8080
hello!!!!!

• これをこうします

package com.nothingbehind.spring.sample.controllers;

import org.springframework.web.bind.annotation.GetMapping;
import org.springframework.web.bind.annotation.RestController;

@RestController
public class IndexController {
	@GetMapping("/")
    public String index() {
        return "hello, world!";
    }
}

• 修正して保存すると、LiveReloadが反応します
• Remote server has changedって出てますね

• 再度CURLしてみます

% curl http://localhost:8080
hello, world!

• 修正が反映されています
• 成功です！

以上で、SpringコンテナのLiveReloadの方法まとめを終わります。